@生涯現役、A依頼者第一の視点、B契約の内容を相互確認、C必要書類資料の確認、D早めのプランニングと方向性の確認、E定期的に業務報告、
F依頼者との意見調整、G変化と対策を共有、H新たな知識と研鑽、I
達成感の共有

トップへ戻る ちょっと一言   


以前の10か条(組織人として)
    1 まず「健康であること」                         6 「尊敬され、信頼されること」
   2 そして、「明るいこと」                          7 「トップの方針を理解し、実践できること」
   3 さらに「我慢強いこと」                        8 「先が見えること」
   4 次に「目配り・気配りができること」                 9 「パソコンガ使え、情報管理ができること」
   5 「意志が強く最後まであきらめないこと」             10 「危機(リスク)管理が身に付いていること」
   


 

2020.7.22  相続の仕事に誠心誠意!・・・・機動的に対応

 ふるさとの知り合いから、相続の仕事が舞い込んできた。依頼者と業務契約を取り交わして「相続関係説明図」と「遺産分割協議書」を作成した。コロナの対応等もあり、県を越えての移動も懸念される中でFAXや郵送で対応してきた。
 今回は契約以外のサービス業務として、法定相続情報の代理申請をやることとした。依頼者の状況を考えると今後の各種の対応の中でこれがあれば、戸籍謄本の提示が不要となるので、一昨日大分の法務局に申請に出向くこととした。大分の法務局まで、山を越えて一部高速道路も使って3時間半は掛かる。途中、何箇所か先日の豪雨で道路が崩れ落ちたり、崖崩れで修復作業のところが多かった。
 何箇所か工事現場の作業員の人の指示により、ゆっくりと崖崩れの現場を通り向けた。法務局での申請をひとまず終えて、証明証は郵送で送り返してもらうこととして、ピストンで熊本に戻ってきた。また雨でも降ろうものなら、通行止めも心配された。途中で少し、不整脈が出てきたので医者から与えられた頓服を飲んだ。 
 昨日は早速、その件で、ほぼ準備が出来たので、司法書士との打ち合わせに臨んだ。こちらも双方ともコロナ対応は十分にして対応し、連休明けには登記を申請していただくこととなった。帰ると法務局の登記官から電話が入り、一部修正を行ってFAXで送信。内容的に良しということで、速達で修正資料を送ることとしたが、夕方のために郵便の取り集めはすでに終わっているため、熊本城の近くの熊本中央郵便まで郵便物を持って行った。車で約10分少々で行けるから便利である。
 こうゆう仕事をするのに機動的に動ける事務所の立地も大事だなと思いながら、一つ仕事が終わり安堵しながら、帰ってからベランダから熊本城を見つめて見た。熊本城は熊本地震での修復工事中で大きなクレーンの影が遠目に見えた。



2020.7.6 楽しんで仕事!

 人生100年時代をいかに生きるか・・・・最近良く聞く言葉である。画家や音楽家、俳優やタレント、そして多くの芸術家が死の直前まで創作活動を続けるのは素晴らしいことだと思う。生涯現役という言葉は彼らだけにある言葉なのかと考えてみた。サラリーマンは60歳〜65歳まで働いて後は年金暮らし。そのあとは働いたらいけないのかなと考えて見た。

 長い現役時代を終えて、次は恩返しだとボランティア活動をやる人も多い。人は何らかの社会貢献を行って、それを一つの役割としている人もいる。しかし、働く世代が少なくなっていく人口構造の中で、年を取っても働いて税金を払う側にいることも立派な社会貢献だという人もいた。「なるほど」と思ったことがある。人生100年時代となって価値の多様化と働き方改革が進み、生きがいもやりがいもそれぞれに幅広く考えていく時代になったのだろうと思う。人生やり残した事にチャレンジできるということは何よりもまして嬉しいことではないだろうか。

 現役時代はそれなりに頑張りそれぞれの人生の足跡として考えても良いが、そこに留まっているだけではもったいない。これからの時代の人生後半の生き方は、さらに個々にスキルアップを図って自分の可能性を追求するに十分な時間がある。「少年よ大志を抱け!」という言葉を思い指す。今や「少年」を「老人」に置き換えて見たい気がする。

 幸い私は退職して宅建にチャレンジして、一時は不動産業もやってみようかと考えたが、少し軌道修正して今行政書士をしている。頼れる街の法律家!のキャッチも良いが「人生100年、あなたに寄り添う、行政書士」という標語に心を動かされている。半分はボランティアみたいなものであるが、しっかりと業務として依頼があれば、仕事として受ける。自分の終活も頭に描きながら、同じ目線で一緒に考えてプラン作りをし、結果お客様の人生デザインに寄与して方向性を出してあげるということは、思った以上にやりがいと喜びがある。楽しんで仕事をし、マイペースで仕事をこなして、それが生きがいとなる。生涯現役でやれるからとても良い。




2020.6.1 仕事の再開、新スタイルでの経済活動のスタートについて

 いよいよ、学校も始まるとことが多く、コロナとの共存しながらの新しい様式の生活がスタートするが、これまでの概念を大きく変えての取り組みとなる。問題は我々の意識がどの程度時代の要請にm答えられるかということにもなる。
 我々の同期生もまだ仕事をしている人たちがいて、今日から出勤すると聞いた。ぜひ、3密を考慮しつつ皆さん、仕事の再会をして欲しいものである。出来たら、今後、社会全体として、時差出勤やテレワークを効率的に組立て直していただきたいと考える。昨日、テレビの解説で話が出ていたが、これからの時代は「デジタルシフト」がキーワードだという。今回のステイホームで社会の仕組みにも大きな変化が出てき
そうである。


2020.5.30  変わるか!働き方
 人生100年時代ともなれば、もう年齢に関係なくいろんなことにチャレンジする人が出てくるだろう。平成は日本にとっては戦争のない時代だったといわれるが、災害の多い時代であった。地球温暖化の影響のあり、我々を取り巻く自然環境や気象環境は大きく変わってきた。令和になって穏やかな時代を望んでいたが、コロナ騒動で全世界のこれまでの価値観を揺るがす人類の危機とも言える事態となってきている。感染防止対策で、在宅の仕事が求められ、否応なしにテレワーク、やテレビ会議での推進をする会社が増えて、家電量販店ではパソコンやウエブカメラ、通信機器等の付属品が売れているという。
 コロナ感染の第二波が懸念されつつも、緊急事態宣言が解除となり、新様式での生活と働き方を進めていくこととなる。在宅を求められ、自粛を行う中で、新たな取り組みや工夫が行われ、人々の生き方や考え方もにも変化が見られる。もう一度人生100年、長生きの時代にかんがみ、やるべきことの多様性をコロナ禍を通じても新たは広がりが見えてきた。働き方もビジネスのあり方も大いに変わってくるだろう。
 要は、個人個人が自分の生き方、働き方、そして仕事や職場・会社のあり方をどう考えて、これからの新たな時代に臨むかであろう。



2020.5.17 コロナ対策と働き方改革を考える

 この2年間、突然の病と遭遇して自らの生き方を模索しつつ、やはり人生の歩みは続けて行かねがならないと考えてきた。10万人に3から4人という難病に向き合い、なんとか「寛解」までこぎつけたのは、今の医療の進歩があり、放射線治療と化学療法が功を奏した。無理をしなければほぼ普通の生活ができるまでになった。おかげで、行政書士の仕事も少しずつ続けることができた。しかし、今回の新型コロナ感染拡大によって対面でのリスクもあり、行政書士会としても当面の相談業務は中止することとなった。
 
 自らが病気をしたことで、以前よりも強い思いで市役所の常設コーナでの無料相談に多くの人向き合ってきたし、高齢者が多い終活をめぐる法律関係も40年ぶりの改正を踏まえて、お知らせをしながら、お客様の話に耳を傾け、一時間にも及ぶこともしばしばだった。世の中は緊急事態宣言が発せられ、在宅勤務、パソコンを駆使してのリモートワークが定着しつつあるが、コンサルティング・相談業務にも、今回のコロナ禍に伴い変革の嵐が押し寄せてきていると感じる。相談システムも変わっているだろうと考えている。

 緊急事態宣言が発せられて、今回39の自治体で解除となり、疲弊している経済への対応も考えながら、こうした感染症との共存ということで、新たな生活様式での活動が始まるようである。社会全体の働き方改革も生活スタイルも今回のこのコロナ騒動で変わらざるを得ない状況になってきている。

 しかし、新たなルールにマッチした生活を作り上げていくにはそう簡単ではなかろう。多くの不安は残る。相続にしても遺言書の作成にしても困っている人は多い。さて、今後の終活対策・セカンドライフからサードライフに向けた取り組みや準備・認知症対策、そして終末医療と
日本の高齢化の現状の中で、ますます大変になってくると思われる。
今後社会はどう対応して行くことになるのだろうか?いろんな分野での働き方改革はどう進んで行くのだろうかと考えてしまう。


2017.7.25 手紙を書く文月に自筆証書遺言をしたためる?・・・

 週の3日をホテルの企画・営業の仕事をし、残りの4日は行政書士でどちらの仕事も力が入りすぎて忙しい毎日となっている。でも脇目も振らずに打ち込めるということは本当に良いことだと思っているし、少し人生の有り様も変わって見えてくる気がしている。人は苦しさや厳しさを乗り越えて成長するものだとつくづく思うし、人は修行を重ねて悟りを開くのは昔も今も同じである。仕事が人を創るのかもしれない。
 人生ここに至って、何かまた真理に近づくことができたような日々に感謝している。今日の相談会でも相続や遺言書を考える人と接しながら自らの今後を考えることとなった。少し暑い時期だが、終活と向き合うことで、人生の本質に触れ、人としての真実を突き詰めていく良い機会だなと思ったところである。
 ただ、一生懸命に働くことで人は磨かれ美しく見えるものだと思うが、自戒として頑張りすぎる自分にうまい具合にブレーキをかけながら、もう少しバランス良く仕事をしていかないと長続きしないなと感じている。最大限の努力をすることは良いことだが、それだとつい完璧を求めて心の中が窮屈になる。自分の仕事を美化してしまいがちで、他人の仕事のやり方に注文をつけたくなることがある。これではバランスが悪い。 この月に遺言書を書きましょうというキャンペーンは面白いが、ここ数年やや性急過ぎたのかもしれない。
 良い仕事をするということはもう少し違った形があるような気もしている。若い頃の仕事との向かい合う形とはまた違う仕事との対し方があるのだろうと思えてきた。文月は物事を考える月でもあるのだろう。遺言書を書いてみればきっともっと大きな世界が広がってくるのかも知れない。これを機会にもっと掘り下げて、味わい深い人生の歩みをしていきたいものだと考えてみた。




2017.7.18 新しい職場でちょっと一言!

 人は長いものに巻かれておとなしくしておけば良いのか?いやいやそうではあるまい。正すべきは正し、治すべきは治すのが良いのではないかと、自問自答。「一言言わせてもらうよ」と心に決める。トップに前向きの姿勢があっても、職場のメンバーたちが必ずしも意識が高まっているとは言えない。概ね皆方向性は理解していても、改善が進んでいるかどうかは別である。

 急に変えてもみんなが困るかも知れないとゆっくりと歩いて様子を見ている人がいる。機が熟しているのに、前に動かないでいる人もいる。キーマンに集まってもらった。こちらから改善提案を繰り返し、確認してみる。どれだけの事をいつからどうゆうやり方でどう進めて行こうとしているのか聞いてみた。前に動かすにはまだ問題があるような意見が出る。それってもう解決ずみじゃなたのかな?と問いかける。収益が上がる事はわかっているのだからまずは小さなスタートを切って見てはどうかと勧めてみる。

 時間をかけて根気づよく話す。ようやく、やってみようかと心が動く。何のためにやるのかもう一度聞いてみる。う〜ん、よく状況はわかっているようだ。それでいい!まずやってみようと場をしめる。肩を落とした後姿が散っていく。良い結論が間違いなく待っているのに背中が暗い。明日はみんな笑顔で出勤してくると確信はしている。まあ、これでいいのだろう。強く求める人もいなくてはね。ときには嫌われてもね。新しい一歩はどうも重たく感じるのかも知れない。

 変えようよ 目では納得 足動かず
 根気よく 時間をかけて 肩を押す
 話し合う 導き出すのは やる勇気




2017.7.11 仕事は楽しく忙しさが力に・・・

 人生は少し忙しいぐらいがちょうど良いと言う。好きなことをやって楽しむのもいいが、やはり仕事をベースに暮らしのリズムが出来上がると生活にハリが出る。根が真面目で理屈っぽい性格なのだろうか、そして少しわがまま。どんな仕事をしても自分流の考えを企画に盛り込んでしまう。そしてそれはきっとみんなが喜ぶはずだと考えるのである。だからおせっかいだとも言える。物事が上手くいけば楽しい。みんなが理解を示してくれ賛同してくれればコンナ楽しいことはない。それだけで十分に満たされてしまうから単純でもある。私はずーっとそんな人生を歩んできたような気がする。

 リタイア後、期せずして色んな職場を経験したが、ホテル業というのも勉強になり面白い。世の中、仕事をすれば営業はつきものだが、どう上手に相手の喜ぶ世界を提案できるかがポイントであろう。この相手を想う気持ちが世の中すべてだろうと思う。ここに単に自分の都合で「売りたい!」という気持ちが出てしまうと、この世界は難しい。

 懸命に足を運んで商品の良さをお伝えしていると案外大きな仕事が舞い込んでくる。最近、知り合いの職場で4〜5人の会食プランを提案していたら、それが10人になり20人になり、ついには28人の集まりへと変貌した。驚きとともに実に嬉しい。しかし、会場を考えたり、内容の変更を打合せしたり、裏方としては大変な動きとなるが、結果として良い形での提案を維持し続けつけなくてはならないし、お客様には満足をお持ち帰り頂かないといけないのは言うまでもない。

 士業の資格得を取って行う仕事も、個人事業である以上やはり営業力は大切であり、企画力や折衝力も必要だが、売る商品が人の人生そのものであるような場合は基本、話をしっかり聞いて相手の立場や現状をしっかり受け止める姿勢が求められるような気がする。営業の世界にとどまらない生活スタイルをこちらが持っていないといけないような気がしている。基本はボランティア精神なのかもしれないと思ったりする。だから、このところ何だか忙しい。イベント続きで時々現役時代を思わせるような時間的な制約も感じながら、走り回る日々である。責任ある立場に立てば当然のことではあるが、世の中にはその責任を回避する人もいる。つい回避してしまう弱さもある。

 士業もその性格から公共性もはらんでいる。打ち合わせや会合、作業に追われる時間もある。時には所属する県会の流れに乗り、あるときにはチームとして、はたまた支部の役割を担っての活動といろんな側面と顔を持つことになる。この世界の難しさは、これまでやってきた職場での仕事とは異なり、個人経営者たちの集合体であり、独特のルールやマナーが新たに存在する。基本的に仕事に対する考え方や手法は異なる人たちが多い。しかし、同じ結果に向かって時間を共有する必要もある。ついうっかり職場の仲間的な感覚で対応することがあるが、それぞれが一国一城の主であるということを肝に銘じて接しなければならない。

 しかし、こう忙しいとスケジュールにミスが出がち。雑念を払いながら、手帳を眺めながら四苦八苦する自分を楽しんでいる。


2017.5.16  再び勤めに・・・

 ひょんな事から仕事を手伝ってほしい!と声がかかった。2か月前の事である。OB会の席上で会場となったホテルの総支配人と顔を合わせた。私が前に勤務していた会社の利用が減少しているという。顔つなぎをして欲しいと言う。半年間何もしていない生活で手持ち無沙汰だったこともあり、やや緊張感のない日々にすきま風が吹いていたということもあって、「やってみるか!」という気持ちが揺れ動いた。
 ホテル業というのもやってみると面白いものだ。昔の職場に顔を出し、まずは人脈作り。ギブアンドテイクの世界も作りながらホテルの幹部をもとの会社の幹部に会わせる。地道な営業活動に誠意を示しながら提案する。少しづつ冷えた関係が頻繁に顔出しすることでほぐれてきた。ホテル側の努力も功を奏して少しづつ仕事が戻ってきた。
 今度の総支配人はよく動く、よく顔出しをしてくれるという声が聞こえだした。無理を頼めるところにはお願いをして利用をしてもらうこともあるが、フォローはしっかりやっていく。最近になって旅行会社との紹介契約が成立して大量の宿泊が流れてきた。ありがたい。また御礼に伺い次に繋げる。婚礼の紹介もあった。少しづつ良い感じになってきた。
 再びの仕事だが週に2〜3日の稼働で余裕を持たせているので、週末は有効活用ができて、生活のバランスが良くなった。張りも出てきた。体を動かし、人との対応も増えて気持ちも乗ってきた。体調もよい。おかげさまでいいことづくめである。



2016.10.21 熊本の事務所で本格稼働!!・・・のんびりゆっくり!

 ふるさとでの生活の傍ら、週末は熊本に戻って数年前に開設した自営業の事務所のを継続して行うこととした。今回、会社をやめて自由の身となり、所属している熊本会にも報告して本格的に個人事業事務所を運営することとした。
 ・・・とは言ってもこれからは「のんびりゆっくり」である。

 家族はもう年金暮らしに徹して慎ましやかに生活したら?というのであるが、せっかく取得した資格を是非活かして地域社会とかかわり合いを持ちたいと考えている。士業・相談業務の仕事ではあるが、生きがいの一つとしてボランティアでのコンサルティング活動でも良いと考えている。

 もともと熊本地震の被害の大変さを身近に感じて、もう一度、自分の生き方のスタンスを考えてみようと思い、母を安心のサポートサービスのある高齢者住宅に預けて、自分の時間とのバランスを図り、実家の方は空家となるが、時々様子を見に帰省することとしたところである。

 そこであらたな仕事のためというかのんびりユキマサ君の「仕事と暮らしの10か条」を定めてみた。

仕事と暮らしの10か条

 1 ムリをせず、朝ストレッチで、まず健康!      
 2 目覚ましのコーヒ一杯!段取り半分。
 3 今日のゴールとスケジュールチェック!
 4 無理なきプランで心にゆとりを!
 5 確実、丁寧、信頼の決意を再点検!
 6 学ぶ心にヒントあり!手空き時間に備忘録!
 7 人を大事に、周囲を見つめ、家族に感謝の日々とせよ!
 8 頭を巡らせ考えろ!のんびりゆっくりノウハウ蓄積!
 9 人の満足最重点。工夫に味付け!リピート目指せ!
10 評価反省!毎日日記に日々是好日!


dmakilife.wix.com/maki-legal-office

   人生の 再出発は 幾度でも!    諦めぬ 終生現役 我が人生!    楽しんで 学ぶ心に 福来る! 


2016.9.30 有終の美!

 法務局の仕事を受託し、大分営業所を設置してのこの2年間の仕事の流れは思い出深いものとなった。登記簿を発行するための専門的な知識とスキルを保持した社員に新たに採用して所定の研修を経て窓口業務に従事する社員がいる。国の機関がこの仕事を民間に委託しているということを知る人も少ないだろう。

 お客様が求める土地や建物、あるいは会社の登記簿を作製するのだが、発行にあたっては、現在のものか過去のある時期の権利義務に関する状況が証明書として必要なのかという難しさがある。お客さまが何をもとめているのか?何のために求め、どこに提出する証明書なのか?時間軸は今か過去か、すでに閉鎖した登記の内容なのか?と範囲は簡単そうで広く奥深い。

 専門性が高く、ある程度の経験も必要な事から新人社員がなかなか定着しないという大きな課題があった。今回入札で10月からの仕事がほかの会社に移ることで、ここ3ヶ月はその引継ぎに奔走したし、計画的に業務を整理し、本局・支局に散らばる社員の意向確認をしつつ、9月末の業務完了の時を迎えた。我が社の備品や配布している品物の引き上げや最終日まで責任をもって受託した仕事をきちんとやりあげることが求められる。会社としては法務局の担当部署に顔出しをして、御礼を述べた。

 いよいよ最終日となって、準備万端で法務局に乗り込んで、登記所の一角から全体を見渡し、またカウンターの内側からも点検を行い、社員の激励をしながら、終了時刻を待った。印紙の売上代金と運転資金の約2千万円の現物を授受し、熊本の九州支社まで車を走らせ、待機していた社員へ返納した。

 無事大役を終えての総仕上げの最終の日の業務を終えることが出来たが、法務局の業務を終えた現場での印象的な出来事があった。それは、局のトップの法務局長と次長、そして総務課長が現場に顔を出して、我が社から次の会社に移る社員たちへ区切りのねぎらいの言葉であった。そして後方に控えた私にも視線を送り、会釈をしながら目を合わせてねぎらいの言葉を投げてくれた。とにかく一生懸命に取り組んで迎えた最終日であったが、その局長の姿勢に感動し、私も「有終の美」を飾ることが出来たという実感を味わうことが出来た。



2016.8.12 炎天下、仕事で縦横無尽に・・・

 この9月末で、仕事を整理してもう一度新たなスタートを切ろうと考えている。ふるさとに軸足を置いた生活にも見直しをすることが良いと考えている中での熊本地震で、心は定まった。いろんな柵を一度絶って自分を取り戻さなくてはいけないと考えている。最近になって人生の中でいくつか間違いがあったことに気がついた。いろんな体験をしてみてわかったこともある。

 毎日が猛暑の中を、遅々として進まない会社の方針にもう待つことをやめ、こちらから行動を起こし結果を出して前へ進むこととした。そこで、県内を2日間で走り回り、9箇所の事業所を回って引き上げ物品を回収した。この3年間、県内隅ずみまで訪問して状況はよくわかっている。一日の走行距離は250から300キロ近くになった。

 事前に連絡をいれ、ルートを決めてほぼ予定の時間に各職場を訪問することができた。職場ごとの課題も確認しつつ、次の受託業者に引き継ぐ流れをそれぞれイメージし、職場の代表ともしっかりと腹合わせも出来た。新たな課題も見つかるところもあった。回収した防災のための物品は会社がまた新たに受託した県の事業所に配備するので、会社としては良い流れが早めに出来たと思う。

 今回の取り組みで物品移管のノウハウが見えた。きちんと授受表も残して数の確認をした。今後細かな書類の引き上げは郵送でほほ行えるが、大事な資金の回収は今回のやり方でやれそうである。ただ高額なお金の授受なので、その都度、近くの金融機関で振り込む作業が伴うので、場合によっては3日間に渡る作業となるかもしれない。

 今日は休暇をとっての休養日とした。休みながらもあれこれ考える。これは現役時代からの癖でもある。10月からは毎日が日曜日となるが、やることは山ほどある。少し道を誤った人生の軌道修正をしながら、集大成に向けて意味のある形と心を残したい。これからも良い仕事をしていきたいと願っている。楽しみでもある。

 懐かしの 城下の夏や 石畳
 炎天下 赤い門番 武家屋敷


2016.8.3 次々に試練の日々

 ここに来て、色んな重たい事案が続けざまに発生している。先日の外部からの苦情申告に加えて、受託業務で業務中に誤って機材を損傷する事件が昨日発生した。こうした事案は忙しい時を狙って重なって発生するようだ。これも間も無く仕事を完了するための試練なのかもしれない。敢えてすんなりと仕事人生を終えるよりは、印象深い事案を乗り越えてまだまだ、これからの人生を頑張れ!という天の声と受け止めよう。楽をするのはまだ早いということでもあろう。
 
 人生いろんなことがあるが、落ち着いてしまうと力が抜けてしまう。試練は喜んで受け止め、しっかりと対応して肥やしにしていきたい。喜怒哀楽をこれまでも味わいながら生きてきたが、9月をもって40数年間の一連の仕事人生に終止符を打ち、さらに次のステップへ進もうと考えている。第4ステージは趣味と実益を兼ね、ふるさとや地域のために役立つ取り組みをしたいと思う。

 自分の日常にこれからは少し時間をかけた潤いの時間を組み込んでいきたい。生涯現役を出来たらいいなと思って、これまでいろいろ
考えてきた。まだまだチャレンジの人生だ!だから試練は歓迎である。人生の上っ面をあるくのではなく、人として深みを感じながら、苦しくとも本物の人生の実感を肌で感じていきたい。その意味では私の仕事人生のまとめには試練の日々が似つかわしい気がする。

 試練有り ようやく気づく 奥深さ
 やる仕事 有りて試練と 肩並べ
 苦しいが 越える人生 粋な味


   (大分臼杵の風連鍾乳洞)


2016.5.15 災害対応と避難生活・・・そして仕事!

 熊本地震が発生して、会社としてまず行ったことは社員の安否確認。地震の翌日は各職場の要の人が対応して要員配置の確保ができたと報告があった。契約先の要請に応える責任とお客様対応で当然の確認事項であるが、2日後に熊本・大分地域ではさらに大きな地震に見舞われる。土曜日で各職場は休み。月曜日からの各職場要員配置もさる事ながら、熊本にある九州支社もスタッフ全員が震度6から7の地震に見舞われてしまった。月曜日には部長からすぐに指示があり、災害に伴う再度の安否の確認、そして翌日は社員の自宅家屋の
被害状況の把握となっていく。会社は半減上陸体制で避難生活と会社運営の狭間で苦悩の連続となる。
 私も14日の災害を受けて緊急物資を買い込んで熊本入りし、翌日には再度の震度7の地震が益城、西原地区を襲い。我が家のある中央区も震度6強で被災する。大分に戻ろうにも阿蘇大橋が落ち、57号線は通行不能。山道は危なくどこも通れない状況だった。人間ここまで追い込まれると、悲しみは吹き飛んで、「さあ、どうしようか!」「今、何をすべきか?」と不思議に前向きに考えて行動しようとする。みんな使命感に支えられて動くものである。
 一ヶ月が過ぎて、次第大変さが身にしみてくる。今後のことが心配で気分が収まらない。しかし、考えてもどうしようもないことばかり。いつもどおりスケジュールの上で仕事を組立、障害となることに一つ一つ対応していくことで仕事も動いていく。何とかなっていくものだなと思ってしまう。でも、それもそのはずで、みんなが全力で目の前の障害物を取り除いて歩きだしている。歯を食いしばって頑張って動いているからなのだと思った。




2016.3.13 経営の方針と個人としての生き方

 熊本での会議を終えて帰ってきた。明日は新人の研修で出かける。その資料の準備をしながら、これまでとは異なる感慨に包まれる。入札の結果がオープンとなり、これからの仕事のやり方はガラリと変わってくるが、今までと同じ目線で現場とは向き合うことも必要である。平静を装いつつも心は揺れる。

 こころに決めた決断のみがこれからの歩みを見通している。会社としても全力を挙げた。結果を受け止めて新たに動き出す。それでいい。
 経営は言い訳をしない。してはいけない。結果を冷静に受け止めてこれからの運営に全力を尽くすのみ。それを忘れてはならない。経営陣はそうした度量が求められる。責任を求められる。

 社員ひとりひとりは自分がどれだけ頑張れたかを振り返り、新たな歩みに評価と反省を生かしていく。それで良い。それぞれの力量の中で成果が生まれる。それは認めていかねばならない。結果は今後を支配する。新たな枠組みが構築される。それは当然の事であり、経営の方向を決める。方向が決まれば、体制を見直す。体制構築は早い方が良い。拡大するも縮小するも早いほうが良い。

 仕事の場面では、状況を見据えてしっかりと判断が求められる。的確な判断が出来うるかどうかは会社の力量、社員の力量である。いち早く判断を投げてみた。受け止める方が慌てている。まだ整理がついていない。責任の総括ができていない。時間がかかるのはヤムを得ないだろう。こちらが早く石を投げてやれば、それなりに動く。先が見えてくる。そうした役割を先取りして自分なりの責任を明らかにし、会社にも的確な判断を求める。自分が捨石になれば何かが動く。動きの悪い組織にはそれが良いのだろう。会社もやりやすいだろう。
 
 固執することは何もない。全力を尽くして方向定まったことで爽やかである。



2016.3.8  時間の経過と環境の変化

 春がやってきた。いつもと同じ春だが、仕事を取り巻く環境は大きく変わって行く流れとなった。会社の方針の変更もでてくるだろう。働き手の自分自身も少しづつ年を重ね、無理がきかなくなってくる。誠心誠意仕事をやってきたつもりだが、時代と環境の変化を感じる。意欲はちっとも衰えてはいないが、周囲はもうゆっくりしたらどうかという。

 人生を振り返ってみると、良く頑張ってきたなと思うが大したことはできていない。やりたいこと、やるべきことははまだたくさんあるが、時間もたっぷりあるわけではない。周囲を見渡せば環境は刻々とと変わりつつある。自分だけの人生を考えるわけにも行かない。家族のことも周囲の人達の事も頭に入れておかなければならない。

 ふと、考えるとこの2年近く自分の考えを押し通して、この道しかないと考えて今の仕事の方式を通してきたし、明らかに効率の良い仕事ができてそれなりの成果もあがってきている。夢中になりすぎた向きもある。ただ当初の考えの通り、流れを作ってバトンタッチをと思うとそのタイミングが大切だと思う。これには時の勢いと誰もが納得する環境条件も必要となってくる。会社の仕事の流れを見極めると良い時期に来ているように思える。

 ある人が言ったが、人生は自己探検の旅、自分磨きの旅という。自分磨きはまだまだこれからと思っている。仕事に向けてきたエネルギーをどこに向けたらいいのかを考える時期に来ているのかもしれない。


 



2015.6.5 現役と同じ思いで・・・仕事一直線!
 
 先日の会議で今月中に仕上げる仕事が決まった。任された県内エリアの関係事業所を訪問してトップと意思疎通をして阿吽の呼吸で来月からの流れを作らなければならない。われわれ団塊の世代は現役時代は、難しい仕事にも弱音を吐かずに短期間でも結果を出してきた。ノウハウはある。決まれば意欲もついてくる。頭も戦略的に回転してくる。あとは時間管理だ。納期から逆算してとにかく我が社の考えを相手に伝え、それに答えて行動してもらわなければならない。真剣勝負だ。だから面白い。
 ところが一つだけ、思うようにならないものがある。体力である。昔みたいにはいかないのがこれだ。そのため、今朝は7時前に出発をしハンドルを握った。行先には事前にアポイントをとっている。トップがいるかどうかも確認している。今回のこうした急な対応となるのは想定済みで以前に一応の根回しはしている。
 予定の時刻に間に合わせるために、かつ多くの事業所訪問をこなすために高速を使う。津久見、佐伯、とまわり、臼杵に舞い戻る。相手の都合に合わせるので、順路は前後するがここでも高速道路でカバーする。次々に手早くこちらの意向を伝える。商談成立。車の運転は昔の戦国武将が騎馬のムチさばきに似ているのかも知れない。どこをどう走って次の事業所にたどり着くか!経験を頭に描きアクセルを踏む。計画通りに動いていくから仕事も面白い。
 昼食はいつものジョイフルだ。まだまだ若い人たちには引けは取らない。しかし、体力だけはつけが回ってくる。一日を終わって、さすがに疲れが重い石を抱えたようにドーンと襲ってくる。体は正直だ。横になると頭がガンガンする。夕食前に1時間ほど寝込んでしまった。目が覚めると夕食だ。ちょっとした睡眠でもかなり体は回復する。
 この歳でこんなに頑張っていいのかなと自問自答する。しかし、面白いから何とかやれる。任されているから気持ちでが応える。やはり体だけが正直でごまかしがきかない。「今日の一言」・・・やはり体にだけは優しくしてあげないといけないね。皆さん睡眠はしっかり取りましょうね。

  まだ負けぬ 知恵と気合と  体力勝負


2015.4.15 懐かしのキャンパス時代?

 先日、仕事の合間で少し時間がとれたので、ある大学で働いている知り合いを尋ねた。70歳をはるかに越えてまだしっかりと重要なポジションで仕事に頑張っておられる姿に感銘を受けた。学食に案内してくれた。学生たちに混じって学食で食べたハンバーグランチはコーヒ付きでワンコイン。キャンパスでは若い人にも声をかけたり、かけられたり。こんな生き方ができるんだと感じて、大いにこれからの自分のヒントになった。気負いのない自然体の姿をみた。
 年度も変わり、新たなスタートに際して少し仕事に向けたスタンスと考え方を変えてみた。無理をしない、頑張りすぎないということを実践してムダをなくす。急ぐあまりムダやムラがあった。ミスも出る。勘違いもある。少し落ち着ちついて、段取りをつけてみれば先が見える。無理して走るから先が見えないことがある。そう考えると少し楽になった。ムダをカバーできて仕事が順調にいった。。
 今日は早朝から仕事が入っていたが、一日の流れを表にして大まかな時間と移動の場所をシュミレーションして、一つひとつ確認して行動したのがよかった。ほぼ予定通りに時間が流れた。昼食はここでと決めて先日の学食にやってきた。大学のキャンパスを一人で歩くと昔の記憶が蘇った。良き時代だった。今日は少しその時の気分を味わいながら、学食のランチタイムでリフレッシュできた。ジャズピアノの旋律にウッドベースが軽快に音を刻む。静かな時が流れる。食後のコーヒーを味わいながら納得の時間を過ごすことができた。「これだな!これでいいのだな」と
 午後の訪問先もほぼ時間通りに動いてくれた。気持ちも整って好循環。初対面の人との名刺交換、話題の取り方も上手く流れを作って順調に取り運ぶことができた。肩の力を抜くことができた。

   ゴルフでも 力を抜けば 上手く飛ぶ
   ムダやムラ 気持ちが急ぐ 悪循環
   慌てずに ゆっくりランチで 先が見え
 


2015.4.7 新年度がスタート

 人生、なにがしかの区切りが必要だ。年度の区切りも一つの区切りであろう。この時期は入学や就職をはじめ、多くの人にとって新たなスタートとなっていることと思う。会社の決算も3月で済ませて、この4月からは新たな事業計画、新予算を組んで動き出している。昨年度できなかったこと、今年やるべきことが明らかになる。それぞれに抱負も立てて良し頑張ろうと決意を新たに踏み出した人も多いかろう。
 ある人にさあ!という思いを例年通り書き出してみたら、「若いね!」とほめられた。そうか。気持ちを新たにすることは若く見えるのか!と素直に喜んでしまったが、半分は社交辞令としても嬉しい。桜の花も咲いて気分もウキウキと高揚しているこの時期に、何かひとつ取り組むべきものを掲げて始動し「今年度も頑張ろう!」と気持ちを整理することはとにもかくにも良いことである。テーマがあれば行動パターンが決まる。そうすると実践の成果として何らかの結果が出る。そしてその成果が自分に跳ね返って来る。これが生きる楽しみのサイクルになれば、毎年一つづつ、成長することができるのかもしれない。

 
夢がある また一つづつ 叶う夢
花咲けば また次の春 待ち遠し
 
2015.23.3 意向確認
  年度末になると、締めくくりの時期でもあるが、新しい年度の準備も始まる。3月から4月をまたぐとなにもかもが新しくなるから不思議である。この一年間の思いを聞くために、各職場を回ってみた。当たり障りのないやりとりの中でも、ときどき本音が垣間見える。職場の課題が見える場合もあるが、みな一応に遠慮っぽい。中にはズバリと物申す人もいる。「特にありません」というよりは「ひとつお話して良いですか」とか「要望なんですが・・・」という展開の方が面白い。みなスキルを向上させて自信を持って自分の考えを発してくれれば職場改善にもつながると私は思うのだが・・・現に思った事感じたことを伝えて不足していた物品が即用意できたことも事例としてあるから、やはり物は言って見るものかもしれない。


  

 

2015. 1.14「二水会」
 今日は休暇をもらって、熊本の仕事仲間たちの会合に参加した。2ヶ月に一回の集まりだが、第二水曜日に集まるから「二水会」と名付けられている。最近は楽しく会を運営することを目的として結構評判が良いようである。毎回70から80人の人たちが集まるから大したものである。以前はとかく先輩風を吹かす人が多く、とやかく言われた時期もあったが、幹事団が若返えり「感じがいい」!
 毎回、趣向を凝らし単なる飲み会ではなくミニ講演や舞台芸などがあって勉強にもなるから参加者も増えているように思う。仕事で繋がった仲間であっても、年を重ねて時が経過するとこうも和やかになるのかと少し驚いている。ビールや焼酎を片手に怖い先輩たちの笑顔があちこちで零れ、何とも微笑ましい風景に健康で年を重ねる喜びをかみしめた一日であった。


2014.12.19「辞める?」

 採用予定者が研修に入り、仕事に必要な基本的な研修を終えたあと、本日接遇や個人情報保護等の研修に入る予定だったが、やはり専門性の高い仕事で研修3日目で「自分には向いてない!」と感じ、何日間も研修を受けてしまってから辞めるのは申し訳ないという理由で、早めに採用を辞退したという。早くても遅くても迷惑には変わりない。辞めないで是非頑張って欲しいものである。
 もったいないなと思う反面、がっかりしたというのが本音である。自ら志願して見事採用となったのに、研修に入ってその仕事の大変さを知って自分で勝手に務まらないだろうと決め込んでしまったようだ。誰もが初めての仕事は苦労するかもしれないが、踏ん張って壁を乗り越えれば、頑張って良かった思う時がくる。最近の人は我慢することができないのだろうか。
 いろんな人が多種多様な性格を持ち合わせていると思うが、心配性の人は何をしても不安な気持ちが前進を妨げるのだろう。そういった意味では研修というものは、初めての人に自信を持たせるような内容でなければならないのかもしれない。受身でものを考えるより攻めていく.性格の方が得なんだろうとも思う。世の中には物怖じしないで大胆な人もいる。辞めてしまうのはいつでもできるのだから、「もうちょい頑張って見てから考えてみたら?」という気持ちが強く残った。



2014.11.16 段取り半分!

 年間に、ほぼどの時期にどんな研修をするかという計画は、年度当初に計画されているが、開催に当たっては全員が集まれる時期や場所の検討などの問題もある。また、どんな資料でどんな進め方をするかということも早めにやっておかないと資料等の作成にも影響してくるから大変だ。昔からよく言われる「段取り半分」である。
 また、、講師陣の選定も部外から呼ぶ場合はさらに早く検討したり、依頼の案内をしたりで大変である。従って自分の持ち時間の講義の準備が後回しになって、さあこれで準備完了とほっとした頃には会議・研修まであと数日という流れに追い込まれてしまう。人数分の配布資料も前の日にあわてて作るといた状況に追い込まれることがあるので、早いうちにこの段取りをつけておかねばならないということになってくる。 準備がしっかりとされた会議研修は手応えも感じつつ納得した仕事となり、充実感も倍増する。しかし、さらに大事なことは研修のための研修になってしまうと意味がない。研修効果を上げるための工夫も求められる。だから一方的な講義に留まらず、意見交換やうまく行っている実例などの発表を織り込むことも効果的である。

  


2014.11.2 ふるさとが仕事の舞台に!

 8月から、ふるさとをステージに仕事をすることとなった。3ヶ月が過ぎた。勝手知ったる我が庭と言いたいところだが、今まで九州支社にいて見聞きしたことが、今度は外から見て、自分なりに早めの判断をしながら会社が求めるところを察知するということになる。
 ひとつのエリアを担当することになったので、適宜エリア内を訪問して動きを見ていくということになるため、アンテナを張って行動することが求められる。スケジュール管理も大変だ。今の時代はパソコンがあり、メールがあるので九州支社からの指示を随時うけながら、遠くに離れた事務所にいても、ほぼタイムリ-に仕事ができる。便利な時代である。あとは成果が付いてくるか・・・どうか!?
 しかし、仕事は楽しくやれたことに越したことはない。地の利を活かして、人脈を活かしてまずはチャレンジ!いつの時代もこの気持ちを忘れずに頑張りたいものである。しかし、どこであっても、環境がどのように変わっても仕事の基本は変わらない。これまでの私のビジネス10か条の基本が変わることはない。

 人脈も 地の利も仕事の出発点
 外なる眼 活かすセンスと 実践力
 ふるさとは 優しさ厳しさ 兼ね備え

 


2014.5.20  仕事はアイディアと創意工夫で!
 体力的には一年ごとに衰えを感じるが、頭脳の方は進歩?している。定年退職後の方が「仕事をしている!」という実感があるのはなぜだろうか。現役でバリバリやっていた時よりもまして充実感・達成感が半端でない。考えてみると、ひとつは十分にゆとりをもって取り組んでいるからこれまでの経験をしっかり反映させて仕事ができる。自分の裁量でプランを仕事に組み込んでやれる。そして、結果が早くいろんな反応が「こだま」ようにかえってくる。だから仕事が一段と面白くなる。そして、成果を認めてくれる人がいるということがこの年になってもうれしいものである。
 だから、アイディアが生まれ、やってみたら結果が評価で次の創意工夫につながる。パソコンのスキルも自分としては磨きがかかってエクセルやワードの幅も広がったから不思議である。チャレンジする場面があることで人は成長するということを身をもって感じている。しかし組織の中で仕事をこなしていくのは何時の時代でもどんな場面でも同じであり大変である。たて、よこのつながりやコミュニケーション、報連相は欠かせない。
 さすがに、この分野になると、現役時代にいやというほど辛酸をなめ、こなされてきた経験が良き羅針盤となって道案内してくれるからありがたい。年をとっても、傲慢ではばらんすはとれない。若い人を立てて、謙虚で組織運営に徹することはこれまた大事なことである。こうした大きな枠組みをきちんと理解したうえでまた個性の発揮のしようがあるから、仕事は楽しく面白くもあるのだろう。


2014.2.17 確定申告始まる!
 働けるうちは働いて税金を納めよ!といった人がいたが、世の中は高齢社会に突入し、元気な団塊の世代は新たな時代を切り開いている。年金を受け取りながら受け身の人生に回るのはいかがなものか!体が動くうちは何らかの形で働いて何らかの社会的役割を担い続けていくことが生きていく証になるのではないかと思うことがある。高齢者のビジネスのあり方も健康で快適な環境に根差したものであってほしいと願う。そんなわけで今年は確定申告復活である。退職したら仕事がない?確かに!しかし、これからの時代は高齢者が働く前提で社会の在り方、地域社会の展開を考えなければいけないと思うが、高齢社会に足を踏み込む人も、年を重ねながら自分に合った仕事を準備する責任もあると思う。自分で事業を始めれば、確定申告にも否応なしかかわっていかざるを得ない。簿記だって勉強していなければ経理や仕分けが分らない。最近ようやく「青色申告」なるものを勉強してみた。少しわかると面白い。確定申告の時期になって、税金面からビジネスを考えてみるのもいいのかもしれない。


2013.12.15 研修を効果的に運営?
 仕事の成果を高めることを目的に、どこの企業でも訓練や研修会を行う。講師は講師なりにその準備のために時間を費やすこととなるが、とかく座学は受ける方からすると窮屈に感じることが多い。また、近年ではコンプライアンス、情報セキュリティー、接遇、業務知識の維持等で定期的に研修会を開催するところも多い。
 そんな時に、研修会のメリハリをつけるのに、関心事をテーマに「グループ討議」を行うと効果的である。今回は鹿児島に出張しての研修会だったが、そのメリハリに「グループ討議」採用した。グループ討議をやってみると、思った以上に意見が飛び出して、制限時間をかなりオーバーして熱心な意見交換ができた。課題に対しての解決策等も出されて思った以上の効果があった。
 場づくりさえうまく行えば、人は誰でも自分の意見を聞いてもらいたいものだし、普段「こうしたらもっと良くなるのに」という意見の一つ二つはもっているので、だいたい活発な意見交換となる。したがって、研修を企画する人が、テーマの設定等で研修生の目線や思いにスポットをあてられるかどうかということが研修効果を左右する事にもつながってくる。

2013.12.4 川柳は職場の潤滑油!?
 今の職場で川柳コーナを企画してみた。最初はみな半信半疑で「そんなものどうなの?」という感じも持っていたようだが、川柳が集まって少しずつ投稿が増えると、「なかなか面白いね」「いろんな思いがユニークに表現されているね」と関心も高まり好評だ。次第にあちこちの職場から投稿数が増えてきて、優秀賞には何か賞をだしたらどうか?という話になってきた。企画したことが軌道に乗ると楽しいが、また次の一手が必要となる。それが継続の秘訣であるが、継続を力とするにはまた新たなエネルギーと熱い思いも必要だ。

   面白い! たかが川柳 されど川柳
                                           5・7・5  リズムで刻む この思い
                                           聞いてくれ 心の叫びの 語呂合わせ 

2013.10.30 仕事は使命感で!そして成果で!
 仕事は快適に行いたいものだが、世の常としてどこの職場でも難しさはつきまとう。そしてまたいろんなタイプの人が集まっている。2:6:2という比率が思い浮かぶ。組織を引っ張る人は2割の人々でまた組織の足を引っ張る人も2割。あとの6割は可もなく不可もなく全体の動きに併せてどちらにも振れるという。できれば6割の人たちに仕事のやりがいとなる風が吹きわたり、職場風土が活性化してくれば素晴らしいと考えるが、なかなかそうなるためにはエネルギーが必要である。
 思うに、仕事は前に踏み出してこそやりがい生きがいにつながると考えている。年を重ねてみてもやはり私のモットーは「一生懸命が一番」という思いがある。「労を惜しむな!時間を惜しむな!」と今の若い人たちに呼びかけてみたい。少しぐらい楽をしてどうする?時間を惜しんで何が残るのかと問うてみたい。損得ではなく、納得のいく生き方そして、やるべきことに全力を尽くすことが「一生懸命」であり、その根底にあるものは使命感なんだろうなと思う。そして職場は明るく楽しくあることが理想であるが、成果が上がらなければ楽しくも明るくもならないということがこれまた世の常である。


2013.9.24
 人生の第三ステージは新たなるチャレンジの世界となった。自分自身では資格を磨く勉強と考えているが、思った以上に大変な仕事だなと感じている。 
 不動産取引や商業法人の登記・証明書の発行をめぐり、いろんな人が毎日やってくる。個人や会社が社会経済活動する時に登記事項証明書を求められることが多々あるが、その証明書発行窓口が民間委託されているのはあまり知られていない。これも小泉改革の一つで、「民間にできることは民間に」という考え方で実施されたものである。
 実際にこの仕事に踏み込んでみて感じることは、多くのお客様が法務局に足を運ばれている中で、不動産業や司法書士等の仕事をしている人など専門家の人も多いが、家を買ったり、売買したり、会社設立に付随する証明書の発行など法律関係を伴っていろんな契約の場面でこの証明書を求めて窓口に来られる初めてのお客様も結構いる。相続や遺産分割・贈与等による登記を余儀なくされる生活シーンも多くあるとおもわれる。
 良くあることが、「謄抄本を法務局に行けばもらえる」といわれて来たというお客様の中で、どうやって申請すればよいのかわからないお客様も多いが、いろんな契約等で必要だと言われたから謄本を欲しいと言いながら、何にどう使うのか、どんな内容が必要なのかわからないという人が多いのには驚かされる。会社の印鑑証明書をもらいに来て、印鑑証明カードを持ってこない人や代表者の生年月日がわからなくて発行できないケースも多い。
 登記というものが、日常で何かなければ必要でないということもあるだろうが、代理で請求するときにはしっかりと内容を確認して、手順を少し勉強してくるとスムーズな証明書の発行ができるのに・・・と思う毎日である。
    
2013.4.8 新たな静かなる出発!

 ある先輩が「人間働けるうちは働いて税金をおさめよ!」と言っていた。なるほど!と思ったことがある。そして不思議な縁でその先輩の元で働くこととなった。今まであきらめずに勉強してきたことが少し役に立つかも知れない。そして人生死ぬまで勉強だと言う私の信念が胸の内で心地よく動き回っている。
 今更、さあやるぞ!と気負うほどの事ではないが、まだ人間としての活動を止めてしまう訳にもいかないなと考えると、もう少し頑張って見るかという気持ちと、まだまだ何かできるよな・・・と自問自答してみた。昨年懸案だった資格が取れたことが大きく背中を押すこととなったのも一つの理由であるが、あれこれ道を捜していたら、自分が歩んでいくべき道が見えてきたというのが本音である。
 本日新しい会社に出勤して、会社の方針やトップの考え方に触れてみると、大変さはつきものだが、やり甲斐があるなと感じ、期待に応えて自分の持ち味でこれまでやってきたように、やっていけば良いのだと静かに気持ちが乗ってきた。やりたいことと仕事が重なってきて何とも嬉しい気分になった。形よりも実質を大事にした仕事ができる、其処に意味があると思えたからだろう。
  


2013.3.21  第三の人生への誘い
 今の仕事ももう少しやって、後輩諸君が頑張れる環境作りをしてもいいかな?と思った時期もあったが、実際資格を取ってそれによって自ら何らかの形を作って行こうとすれば、それもそう簡単にやれるものでない。本腰でやらねば実はつかないなという考えが私の中で大きな位置を占めることになった。
 今の職場に先行き課題があるにしても、長い目で見れば現職のメンバーが今こそ現状を見据えて自分たちの責任で職場をきりもりしていくことが大切なことであろう。もしも先輩風を吹かして当面のアドバイスが功を奏すことがあっても、それはたいした意味を持つとは思えない。やはり現状打破を今のメンバーが、そして次の世代がしっかり頑張ってやってもらいたいと思う。
 そこで、贈る言葉として「仕事の10カ条」、そして組織をリードするときに大切だと思う10か状をを置き土産としたい。個性もパフォーマンスも必要だが、どんな場合でも最終的にはバランスがとれるか!とれているか?ということになる。その10か状は次のとおりである。

   1 まず「健康であること」                         6 「メンバーに尊敬され、信頼されること」
   2 そして、「明るいこと」                          7 「トップの方針を理解し、実践できること」
   3 さらに「我慢強いこと」                        8 「先が見えること」
   4 次に「目配り・気配りができること」                 9 「パソコンガ使え、情報管理ができること」
   5 「意志が強く最後まであきらめないこと」             10 「危機(リスク)管理が身に付いていること」
    

2012.12.5
 人生何歳になっても勉強が第一!を実感する日々。特に若い人達に囲まれて仕事をしていると、いろんな事が見えてくる。職場の中で何が良いのか、正しいのかという価値観も遠目で見ていると多種多様。企業は人なりと言うけれど十人十色で考え方もさまざまである。時として上司の一声で流れが変わる。上司の判断はそれが一つのルールーとして、当面は機能する。しかし、それが本当に正しい判断かどうかは継続しその職場に定着するかどうである。 多くの人に支持されるかどうかでもあるが、ある局面では支持されるかどうかという価値をはるかに超えて強いリーダーシップで走り続けなければならない事もあるからこれがまた難しい。
 今を見て昔の自分を振り返る。一つひとつの事案がどう処理してどう整理されていくかがこれまた面白い。ただ今の人たちに一言いいたいのは段取りとシュミレーション力、根回しと状況判断、そして問題点を把握したら大事なことは「問題解決能力」を身につけること。最近ある問題処理を依頼されたことがある。対応に困ると時々「先輩!何とかお願いできませんか」と投げかけてくる。
 各方面に自ら段取りし、プランを立てて相手に投げかけ、想定した答えを引き出す。そして問題が解決する。こうした一連の仕事が何とも楽しくやりがいがあると思うのは私だけだろうか?
 若い世代には是非、苦労して思い悩んでこの「問題解決能力」を身につけてもらいたいものである。我が輩もまだまだ勉強不足。心の鍛錬を重ねて新たな情報などにも逃げずに反応していきたいものだと思っている。


 
 2012年11月
 早いもので、4月に新しい年度の目標を立てて新体制がスタートしたが、今年もあと2ヶ月を切った。私の第二ステージの仕事も最後の締めくくりのコーナに入ってきたが、幸か不幸かラインにいないので全体を客観的に見ることができる。言い回しに気をつけながら時々アドバイスをして後輩達に気づきを求めている。若い世代が良くも悪くも懸命に頑張っているし、新しい人たちも入って来て、それなりに変化の中で何とか仕事を前に動かしてきている。
 しかし、いつの時代もそうかも知れないが課題も多い。職場を動かし成果を上げているのは常に全体の約2割程度の社員だと言う。そしてそれに続く社員のあり方は職場のリーダーや役職者の力量により左右される。世の常として、発展途上の組織ではどうしても仲良しクラブ的な流れが風土として現れ、ムダやムラも多い。良いシステムも定着しない。そして新しい発想やアイディアがなかなか出てこない。
 さらには、責任感が希薄で職場の一体感やコミュニケーション力とか情報の共有化とか節目節目での仕事の整理が上手くいかないものである。其処をカバーする人もあまり育ってこない。放っておけば、いつしか仕事が自己流で回って管理の外に置かれてしまっていることがある。
 最近の世代の人々は他人の事を考えて動くということにあまり価値をおいていない・・・昔なら上司が考えていることを見抜きながら先へ先へと段取りをしたものであるが、そんな気遣いに出っくわすことも少ない。新人社員もそうゆう風土に慣れてしまって、輝きをいつしか失ってしまっている。残念なことであるが・・・・上司やリーダーがそれに気づかないという悲しさもある。
 しかし、それでも仕事はそれなりに回っていくものでもある。時代は繰り返すのだなと考えながら、遠い過去の自分の苦い経験を思い出したりしているから面白い。

    朝一番 挨拶すれど 声低し
  元気だせ! 仕事は仕掛けと まず率先
  段取りを する人言われて しない人
  叱られて 謝る前に 言い訳し  
  まあいいか 納期もゴールも 無い仕事
     (まあいいか そのうち誰かが するだろう)

  メール指示 開封通知が 次の週
  緊張感 無くても何故か 規律あり
  成果なし 責任なしで 時が過ぎ

  スピードを 求めてチェックは 任せきり
  組織力 人を育ててこそ 動く

    ・・・まあ、こんな事を川柳して読み直すと、昔と変わらぬ悔やみ節
     なんでしょうね。 職場の課題はいつの世も同じということですね。
  

 

  2012.5月
ピンチがチャンス?

  仕事の内容が変わったり、会社の方針が見直されたり、あるいは効率的な経営のために・・・などと働く環境が大きく変わることがあるが、端的な例が陣容が変わると、仕事の進め方も変わることが多い。さらには、個人的な事情で自ら環境の変化を招くことがある。思わぬ変化に戸惑うことも多いのが世の常ではあるが、よく考えてみると「ピンチはチャンス!」として受け止めて見ると新鮮な職場ライフを送ることができるものだと感じる事がある。苦境と思われる状況が発生しても、現実を受け止めて腹を決めると逆にのびのびと自分の考えを人に伝えたり、意見を述べたりと新たな行動パターンが生まれて、ビジネスライフが面白くなるから不思議である。
 「流れに逆らわない」とか「自然体」とか「自由奔放」などという今までの自分とは無縁と思われた世界が身近に感じることがある。気分が良いと早起きになり、電車やバスを使わずに歩いて出勤するのも実に楽しいものである。

   仕事増え パソコン覚えて 暇になり     ビジネスは ピンチとチャンスの 繰り返し  
   ミスをして 叱られ続けて 今講師       逆らわない にこにこパンチの したたかさ
   新人も  2年経てば  それなりに      今調和  昔は厳しい 上司像
   労惜しみ 時間を惜しまぬ 現代風      スピードと 言われて走る 気配なし
   苦境でも 腹を決めれば チャンスあり    見方変え 生き方変えて 職場変え

  2012年4月
 家の前の公園の桜もかなり散って、桜の木に緑の葉が目立つようになった。職場の方も新たな体制で動き出した。それぞれが新鮮な気持ちで新たなスタート踏み出して、それなりに良いムードが生まれている。世の中常に流れを読むことが大切だが、流れの良いときには自然とすべてがうまくいくような気がする。しかし、いずれ大きな課題と直面せざるを得ないのが世の常でもある。流れの先にある障害物もうまく予知して対策を打っておくことも大事なポイントである。何でも早めが良いに決まっているが、時として問題が発生してからあわてる事が多いのも多くの人が経験していることである。
 経験と知恵、そして対応力大事なことであるが、経験則を上回る出来事もたまにある。人間力も大切である。

2012年3月

 桜が咲き始め、3月も終わりに近づくと気になるのが春の人事異動。良きも悪しきも一つの区切りである。 組織の頂点にいた人たちも我々と同じようにセカンドライフの仲間入り、また現役でバリバリの人たちは更なる単身赴任の世界へ旅立つ人、地元に帰れることになった人、思わず勤務地が遠くのため困惑を隠せない人、残留で期待はずれの人も悲喜こもごも。それが会社組織で生き抜くと言うことでもある。わずかに思いが通じてしめしめと思った人もいるだろうが、退職するまでには山あり谷あり・・・なのである。現役を退いてゆとりをもって物事を見ていくことができるようになったわれわれもまた職場環境が変わるわけで、それなりに気持ちの変化と新たなスタートへ気持ちの整理をする良い時期でもある。人はそれぞれの年齢になってわかることが多いが、若い内にそれが少しでも多く見通せる感受性と先見性がそして何よりも人の気持ちを大切にする心の鍛錬ができるかどうかが有意義な仕事人生を送る秘訣であると・・・咲き始めた公園の桜を見上げて思った事である。

桜咲き 人事異動の 春が来た   経験で 人事の打率 3割確保    あたらずも 遠からざりの  目玉かな
不公平? いや公平だ 仕事ぶり  良いときも 悪いときも ある人事   紙一枚  試練の時代を 思い出し

2011.3月
  第二の仕事として今の職場に勤務して、早くも4年が過ぎようとしている。ようやく今の自分の立ち位置がわかってきて、側面からごく自然に全体にとけ込んむことができるようになってきた。
 若い人達がそれなりに頑張っている中で、「経験から結論はこうなる」「それは理想だけれど難しいな」「ここがポイントだよ」「そんなことでは組織は動かないよ!」などと思うことがしばしばあるが、つい自分が昔と同じ組織の中の立場で采配を振るっていると勘違いしてしまうことがある。またそのように何かにつけて注文をつける先輩方も確かにいる。それは若い人にとっては苦々しい存在であることは若かりし自分が感じていたことでもある。
 組織の中で、すべて若い人たちに任せて「余計なことを言わずに黙って見守る」ということも必要な事かも知れないが、ただ、「先輩としてのご意見を是非!お聞かせ願いたい」と促すような心遣いやバランス感覚のある現役社員がいても良いのかも知れない。
 幅広く意見を人の意見を聞く、そして時には経験者の考え方を参考にしながら、組織・職場の成長、活性化を推進していく事も大切なのだろうと思う。もちろん、決定権は現役の人たちにあり最終判断をしていけば良いことである。

2011年 仕事始めに思う!?
 さあ!仕事始めと思ったら、今年は寒い日が続く。全員が揃ったのは7日だったが、本格稼働はこの3連休明けとなる。先読みをしながら、頭の中で仕事の段取りが 出来上がる。年頭のトップメッセージではこれまでにない厳しい内容だったが、みんながこれを受け止めたか?しかし当面の課題は年度末対策。そして新年度をにらんで今から取り組むべき事などなど・・・・・・
 なかなか組織全体の動きになるとタイムリーにとはいかない。けれど自分の守備範囲はしっかりしておきたいもの。

   年が明け 心は微妙に 揺れ動き
   ディレクター プロデューサーの 顔見えず
   飛んでくる 球を読む人 見えぬ人
   

2011年正月
 新年明けましておめでとうございます。
  久し振りに雪化粧のお正月ですが、なんだか新鮮な気分!さあ今年も元気でガンバリましょう!
  現役時代には味わえなかったのんびりムードのお正月ですが、第二の職場も慣れてしまうとつい緊張感が  薄らいでしまいます。職場のルールも以前とは様変わり。みんなに迷惑をかけない心配りが求められます。さ  あ四日の仕事始めに備えて体調を整えないといけませんね!

   初春や 一に健康 二に仕事?   
   円熟味 増してさらに 努力かな   
   求むるは 緩急つけた 支援役

 やはり、第二の人生は現役社員が主役!世のOBとなられたお父さん方・・・ここを勘違いしないようにしましょう。仕事の基本は昔もいまもかわりはないが、やり方は時代とともに大きく変化。職場のルールーも様変わり。ただ難しいのはいつの世も人と人。経験と勘と度胸も良いけれど、現役諸君がやりやすい場作りをしながら遠くから見守る度量が求められます。求める成果がもしも上がらない時も目配り気配りでやさしくカバー!そんなオールドボーイがいいのでは?責任は良くも悪くも現役諸君がとるのですから・・・・裏を返すと責任がない立場で最終的な判断に立ち入ってはいけないということで、あくまで支援する立場なんですね。
「聞く勇気 教える優しさ 相互扶助」 価値観が異なる世代が机を並べて仕事をしているのですから、職場の人間関係もお互い気遣いをしながらしっかりとコミュニケーションを取る事が大切なんですよね。


 今年もあとわずか・・・第二の仕事人生について思うこと。                                               
 セカンドライフをスタートさせて、早くも2年と8ヶ月になる。昔の職場に再就職した格好で、還暦を過ぎても働ける喜びで満足・・・・といったところだが、いろんな事が目について「つい一言」が出てしまいそうになる。あまり物を言わない方が職場は円満に流れていくのはわかっているが、生来の正義感?がついつい首をもたげる。「良きアドバイス」のつもりが、後輩たちの現役人には行き過ぎると「出しゃばり」「よけいな事」となる。よかれと思ったこともこれがそうとはならないのが世の常である。ちょっとしたその一言が若い人たちには煙たい存在に!しかし、よくよく考えてみれば、今は昔。若かかりし自分の姿が其処にある。だめだった昔の自分に言い聞かせているのかも知れませんね?!                        ・・・2010.11

思いつき川柳十選    

 物言えば くちびる熱く つい出過ぎ     挨拶をしても返さぬ 新人類
 今の人 報告・連絡 しない人         アドバイス 遠慮がちに メモで見せ 
 気配りや 目配り今は 通じない       まだ若い! 詰めが甘い!は 封印し  
 根回しと 段取り半分 それなーに?    組織より 個人が先の 風通し
 やって見せ 教えたつもりが 仇となり   将来を 憂いて職場の 縁の下


 

退職の朝 しらじらと有明(三日月)の まだ覚めやらぬ 夢の続きを・・・・・

 2008年の3月退職。そして再就職。新たな職場で仕事をすることとなった。これまでの職業人生の観念をがらりと変えての新たなスタートである。長年築いてきた経験や実績を引きずるわけには行かない。 若い人たちのリードの中でまずは白紙の状態で職場の一員となれるかどうかである。新たな仕事の10箇条が必要となる。
  セカンドライフのビジネス川柳10箇条

     再就職 昔の部下が いま上司        今ほどに バランス必要 痛感し      
     OBは 出過ぎず笑顔で 窓際で       ほうれんそう 求めた自分が 求められ
     指示指摘 出そうになって 我慢をし     にこやかに 笑っていれば 良いOB
     さわやかに 横綱相撲で リードをし     年とれど まだまだ負けない 知恵袋
     引いてみて 少し押し出す したたかさ    ありがたし まだ働ける まだやれる


誰しも仕事で悩み、職場の人間関係にもまれ、それを乗り越えて今がある。ガンバレ〜諸君!

 新しい年度がスタートした。昨年度はまずまずの成果があがりほぼ満足であるが、これからはいよいよ我が職業人生の総仕上げの時期に入る。多くの先輩たちが現役を去って行くのを見て寂しいと感じるとともに、「いいなぁ〜。私もゆっくりしたいな」とも思う気持ちが本音のところである。
 これからの生き方、考え方をどうするか今考えている。前年度の10箇条はやや気負いがあったので、少し方向転換をとも思っている。もう少し自分の気持ちゆっくりと見つめなおしても良いのかもしれないあなと思うこの頃である。この一年でいろんなことをやりあげた反動かもしれないなと思っている。
                                   
           〜 2004.4.3 新年度がスタートして思ったこと〜 


2004.5.10

 1 ムリをせず、まず健康第一をモットーとせよ!  
 2 少し早起き、リズムを付けろ!余裕のある日はストレッチ!
 3 一日の勝負は朝にあり!ゴールを確認、スケジュールチェック!
 4 仕事の勝負は段取り半分。知恵を集めて、プランを立てよ!
 5 情報を集めてデーターで判断!
 6 難しさ苦しさを友とせよ!逃げるなそこにヒントあり!
 7 人を動かせ、目線を上げよ!
 8 組織で考え、工夫に味付け!
 9 まずは実践、速さが勝負!
10 
成果第一、コストが第二!評価反省忘れずに!



@若き日は いつかは俺もと 夢見た日
A酒に酔い 疲れを感じる 月曜日 B改善を 求める上司 拒む部下 C笛ふけど 踊らぬ世代 新人類
Dくやしさが 自分を育て 人育て E使命感 意識せずとも 年に沿い Fきつい時 助けてくれた 言葉あり
G物わかり 良いというほど 良くはなし Hはな金は 単身解消の バスに乗り I失敗を 重ねて仕事の コツを知り


新たな目標として次の10か条を守って、快適ライフを!

 1 心身ともに健康でなくては快適な仕事の推進は図れない。
   健康第一をモットーとせよ!  
 2 現状を良く理解して何でも早めに準備せよ!
 3 ゴールを決めて、スケジュールは逆算せよ!
 4 意見を集めて、プランを立てよ!
 5 データーで確認。決めたら迷うな!
 6 試練は必ずある。苦しくても逃げるな!逃げると敵が見えなくなる。
 7 人を動かせ、仕掛けをほどこせ!
 8 組織で考え、たて、横の情報提供を忘れるな!
 9 成果を共有、他人をほめよ!
10 ゆとりと目配りは努力で勝ち取れ!

 2003.9.18
   7月に転勤の辞令を受けて2か月が過ぎた。新しい職場にも地域にも慣れ、仕事の方も軌道に乗ってきた。職場の人間関係もよく、コミュニケーションもうまくいっている。今まで多  くの職場を経験し、数々の反省から、根気強くみんなの意見を聞き、今までの流れを尊重しつつ新しいやり方を提案してみた。抵抗はあるが、理解はする。しかし今までのやり方は  変えられない。どこの職場でも良くあることであるが、時代の流れの中で「変えなくてはいけないということはわかっている」という理解がある。これは大きな強みと考えた。具体的に  プランを出してこうすれば変えられると示せば、それもわかっってもらえた。しかし、ここで手を抜くと今までと同じ失敗を繰り返すことになる。やらなければならないような環境を作る。  そして、目に見える結果を出す。そのためにはやってみせる。ここで工夫がいる。みんながやってできたという仕掛けが大切である。これがうまく展開できたと思う。結果もやり方も理  解してもらい、それが次の仕事のステップとなる。ゴールを決めていつまでにやると決めたことが大きい。そして人任せにしないで、できているかどうかを自分でしっかり見る。ここが  最大のポイントだと思う。これはかなり神経を使い、ある意味では疲れることだが、成果が疲れをいやしてくれる。仕事とが楽しくなる秘訣だと最近思えるようになった。

       反発は 成果を生み出す エネルギー
      やさしさは 心の鬼と 同居して
      やれるはず プランに実践 結果見せ

 2003.2.18
   仕事人生、人それぞれに思い荷物を抱えて歩くごとし。退職するまで次々に荷物を背負っていくのだろう。
   忙中閑ありで、時々荷物を降ろして休まないと体が持ちませんよ。ビジネスマンの皆さん!
      
       荷を背負い 降ろす暇なし サラリーマン
       悩んでも   解決しないよ リフレッシュ

 2003.1.1
   仕事でも、遊びでも自分が本当に真剣に考えて悩んだときに、目先が良く見えてくる。見えないうちはまで本気でないということだろう。
   今年も「快適なビジネスライフ」を心がけていきたいものである。

       ビジネスは 成果がありて 楽しかり
       できる人  できない昔を 知った人


2002.7.26
  職場のコミュニケーションがうまくいけば新たなやりがいも生まれる。我が職場では、毎月会費を集めて、時々仲間同士全員参画で楽しい会話を交えて時間外でのコミを図っている。メンバーの連携が良く図れているといえばそれまでだが、良きリーダーとそれぞれの個性がうまくバランスがとれて不思議な楽しさを醸し出している。お互いの努力にも支えられて楽しい一年間だった。、しかし、仕事面でも多くの改善が図られたのもこうした全員のエネルギーによるものだと考えている。
 さあ、これからの一年間へ向け、さらにステップアップしたいものです。
            良き職場 良き仲間たちと 良き仕事     グーですね。

2002.7.22
 いよいよ梅雨があけた。暑い夏をどう乗り切るか。ビールがおいしい季節だが、飲み過ぎないようにしたいものです。
    さあ乾杯 アフターフォイブの 指定席
    いつも出る 話題のネクタイ 飛ぶボタン
    サラリーマン 仕事に生かす 聞き上手


 とにかく、仕事のあとは 一日の疲れをいやし、明日への鋭気を養うことですね。楽しいコミュニケーションを。

2002.7.17
 息子の就職試験で何かとあわただしい日が続いたが、熊本へ帰って行ってほっとした。一日休暇をとったが、持ち帰った仕事にはほとんど手がつかず、夜になって少しづつ書類に目を通した。

    引継書  引き継ぐ時に  ひもを解き     なんてことのないようにしないとね!
     見たつもり?  大事な仕事と  あとで知り

なぜ、単身! それは家族と 夢のため

  なんて! ちょっと川柳できどって見ても いろいろと大変ですよねぇ、世のお父さん方! 若い人も事情があって単身生活を余技なくされている人もいるかもしれませんが、何と言っても健康で元気が何より。そのためには職場での人間関係・コミュニケーションも大切です。仕事に全力投球して、週末はゆっくり体をやすめましょう。

2002.7.5
 久しぶりにまっすぐ宿舎に帰り、近くの食堂でNさんと食事をした。気さくなお年寄り夫婦で経営するこじんまりした店だが、すべてのメニューが大盛りで安いから助かる。スーツからスポーツウエアに着替えてビールを少し飲みながら食事もいいもんである。経営者のお二人はにこやかに話しをしてくれる。単身赴任者には、ちょっとした家庭の味である。

  にこやかな 単身酒場の  老夫婦    今日も良い一日だった。健康だからビールがうまい!
   リストマーク  1 出勤はちっよと早めに、スケジュール情報等のチェック。   
   リストマーク  2 今日の話題を二つ用意
   リストマーク  3 上司からの昨日の指示を再チェック
   リストマーク  4 遅れている仕事を再点検
   リストマーク  5 人の意見にヒントを見つけよう
   リストマーク  6 職場の不満や要望をしっかり知ろう
   リストマーク  7 メモをとって、すんだら消しこみ
   リストマーク  8 頃合を見て、仕事の中間報告
   リストマーク  9 情報は時間外に転がっている
   リストマーク 10 部外の友とも情報交換・ストレス解消